「腹筋ローラーの筋肉痛ってやばい!」と感じたことはありませんか!?
本当にそうですよね。腹筋ローラーはとても安価で単純な作りであるにも関わらず、腹筋を強烈に刺激できるツール。
それゆえに、腹筋ローラーでハードに腹筋を鍛えた日の翌日は筋肉痛がやばいこともしばしば。「これ考えた人、天才!」と思いたくなるくらい効いてる感じがします。
でもそこで少し考えて欲しいのですが、ひどい筋肉痛の時にいつもと同じトレーニングを頑張って行ったらどうなるでしょうか?
“うまくいけば”さらに腹筋を成長させられるかもしれませんが、痛みの度合いによっては正しいフォームで動作ができなかったり、腹筋が炎症を起こしてしまったりする可能性も。
そこは、自分の状態を見極めて、いつもとやり方を変えた方が効果を実感できます。
そこで今回は、腹筋ローラーで筋肉痛がやばいと感じた時に、その状態でやり方を変えてより効果を実感する方法をお伝えします。

この記事の目次
腹筋ローラーで筋肉痛がやばいのには訳がある

腹筋ローラーで筋肉痛がやばいのには訳があります。ローラー自体はとても簡単な作りで、動作としても“ただ転がすだけ”でも、そこには腹筋を効率よく刺激できる仕組みがあったのです。
そもそも負荷が高い
腹筋ローラーはそもそも高負荷トレーニングの部類に入ります。やり方によって負荷が変わりますが、最も負荷の低い床に膝をついた状態で行う膝コロでも最初は1回もできないという人も少なくありませんから。
特に腹筋ローラーの中でも最高負荷の、立った状態から行う立ちコロは、それができるようになることが目標となってしまうくらいきつく、正しいフォームでできれば腹筋ローラーの真価が発揮できるトレーニング。
ローラーという性質上、転がる時にバランスを取らなければなりませんし、力を入れ続けなければどこまでも転がり続けて「バタンっ!」となってしまうことから、常に負荷がかかり続けるんですね。
筋肉痛が発生しやすい運動
私たちがトレーニングをした後に感じる筋肉痛というのは、運動の数時間から数日後に起こる「遅発性筋肉痛」というものです。
この遅発性筋肉痛の主な原因となる動作が、筋肉が引き伸ばされながら力を発揮する動作(伸張性収縮という)と言われていて、腹筋ローラーを転がしていく動作はまさに、腹筋が伸びていく時に高い負荷がかかり続けているということ。
特に立ちコロともなれば、自分のつま先とローラーに全体重がかかっているわけですから、かなりの高負荷となっているのが分かります。
参考:立ちコロの適切な回数は?正しいフォームで腹筋ローラーの効果を実感!
参考:腹筋ローラーの正しいやり方!ポイントは腕・腰・脚の使い方にあった!
筋肉痛の状態でやり方を変えて効果を得る

ハードに腹筋を鍛えた翌日は腹筋を回復させるとして、その痛みの状態には少し敏感になりましょう。例えば、腹筋の中でも痛む部分に偏りがあったり、2日経っても痛みがやばくて普通に動作ができそうにないなど。
その状態によってやり方を変えれば、より効果を実感できます。
痛みに偏りがないかをチェック
もし、上部や中部だけ筋肉痛の度合いが大きいなら、そのままのフォームで続けると多少の偏りが出てくるかもしれませんが、後々修正はききます。
問題なのは、左右で偏りがある場合。これは何となくでもまずいのが分かると思いますが、腹筋が左右で偏ると姿勢や日常の動作にも影響しますし、後から修正するのがとても難しいからです。
なので、左右での偏りを感じたら、まず1番にフォームのチェックを行いましょう。自分ではなかなかできないので、誰かに動画で撮ってもらうのがおすすめ。
ポイントは、真っ直ぐ転がせているかと、正面から見た時に体が傾いていないかです。正確なフォームで続けていれば偏りは自然と治っていきます。
膝コロ・すねコロ・立ちコロの使い分け
腹筋ローラーのやり方には、その負荷によって「膝コロ・すねコロ・立ちコロ」に分かれます。
立ちコロをメインの種目としてやっていて筋肉痛がやばいということなら、様子を見てすねコロや膝コロへ種目をシフトする方が、腹筋への効果は高いということ。
なぜなら、無理に立ちコロをやってフォームが崩れたり、実はまだ筋肉が回復を必要としている場合もあるからです。
また、普段は膝コロをやっているという人は、それより負荷の軽い種目が無いのでは? と思うかもしれませんね。
確かに膝コロは最も負荷の低いやり方ですが、さらに負荷を低くする方法はありますから、筋肉痛がやばい場合にはそちらを試してみましょう。
具体的には以下の記事にある「負荷を低くする方法」を確認してみてください。
参考:【腹筋ローラーのやり方】初心者でも効果を実感できるおすすめの使い方
腹筋の回復には適切な栄養補給が不可欠!
筋肉痛になるということは、腹筋が成長している証拠でもあります。
かと言って痛いことには変わりありませんから、できるだけ痛みを少なくし回復を早めたいですよね。
それにはトレーニング後の栄養補給がとても大切で、プロテインが非常に有効です。
なぜならプロテインのタンパク質こそが、トレーニングによってダメージを受けた筋肉を回復し、成長させる素になるからですね。
ただ、より回復を早め、より早く腹筋が割りたいなら、くれぐれも“普通の”プロテインは飲まないように。
その理由と、本当に飲むべきプロテインを、下記のページにてレビューしていますので、クリックして読んでみてください。
≫アラフォーメタボがたった1ヶ月でで腹筋を割ったプロテイン【超本音レビュー】
まとめ

もし腹筋ローラーで「筋肉痛がやばい!」と感じたら、そのままトレーニングを強行するのではなく、まずは筋肉痛の状態を確認しましょう。
痛みに偏りがあるようなら、まずは正しいフォームでできているかを確認し、痛みが大きいようならいつもより負荷の低いやり方を行うべき。
そうすることで、腹筋がアンバランスに成長してしまうことやフォームの崩れ、怪我や回復不足のリスクを減らしてより効果を実感できるのです。
筋肉痛は腹筋からのサインですから、それを見逃さずに対応しましょうね!