日々頑張って腹筋のトレーニングを続けていると、ふとこんなことを思うことがあります。
「今やっている、この腹筋は意味あるのか・・・?」
思うように成果が出ていない人は特に、トレーニングのたびにそう感じてしまうかもしれませんね。
でと安心してください。100%意味はあると断言します! ただし・・・
そのトレーニングで腹筋が割れるかどうかは分かりません。むしろ単純な腹筋運動のみをやっていたのでは割れない可能性の方が大きいということ。
そこで今回は、「この腹筋、意味あるのか?」と感じてしまう人のために、現状の確認とより効果的なやり方をお伝えします。

この記事の目次
腹筋運動(上体起こし)は意味あるのか?

オーソドックスな腹筋運動(上体起こし)は意味あるのかと言えば、もちろんあります。
例えば、運動不足解消や腹筋が成長する(度合いは置いておいて)だけでなく、人によっては姿勢が良くなったり便通が良くなるケースも。
他にも軸がブレにくくなってバランスが良くなったりもしますが、そのまま続けていて腹筋が割れるかと言えば、私なら「ない!」と断言します。
意味はあるが割れないのはなぜ?
なぜオーソドックスな腹筋運動で腹筋が割れないと断言するのかといえば、理由は2つ。
- 腹筋への負荷が低い
- 脂肪を落とす効果が無い
これに尽きます。
腹筋を割るために行うトレーニングの大前提は、「腹筋を大きくすることと腹筋の上の脂肪を落とすこと」ですが、残念ながら2つとも満たしていないということ。
このトレーニングの大前提2点を満たす内容にシフトしていく必要があります。
現状を確認しよう
今現在やっている腹筋が、どのようなものか確認してみましょう。
- トレーニングを始めてどれくらい経ってる?
3週間以上なら負荷を上げていくべき - やっている種目数はいくつ?
1、2種目ならもっとバリエーションを持たせるべき - トレーニングの負荷は?
単に自重だけでは負荷にも限界がある - 回数はどのくらい?
20回以上やっているなら負荷が低い
この辺りをチェックしてみると、いくつか当てはまる項目が出てくるはず。
そんなあなたはむしろラッキーです! 次の章で効果的なやり方を知ることができるのですから。
腹筋を割るためのより効果的なやり方

腹筋のトレーニングは、何をやるにしてもしっかりとやり方を学んで、意識してやらないと効果は品 半減します。
これからお伝えする内容をよく確認してください。
フォームが何よりも大切
まず何よりも大切なのは「正確なフォーム」です。これに勝るものはありません。
なぜなら、正確なフォームの動作が最も効果が高いのは当然として、怪我や偏った筋肉がついてしまうリスクを減らせるから。
フォームだけは時間がかかっても、他人の手を借りてでも最初に正確なものを身につけましょう。
種目が決まったらとにかく何よりも1番にやることです。逆にどうしてもフォームが正確にできないなら、それはトレーニングから外しましょう。
腹横筋を鍛える
腹横筋は聞きなれない筋肉かもしれませんが、腹筋のインナーマッスルであり、内臓の位置を適正にしたり姿勢の維持に貢献する重要な筋肉です。
この腹横筋は腹筋のトレーニングにおいても「縁の下の力持ち」的な役割があり、フォームを安定させ呼吸を助けてくれる役割も。
腹筋を構成している、腹直筋や外腹斜筋と言ったアウターマッスルの動きを助ける働きもあるため、意識的に鍛える種目を取り入れてみましょう。
具体的な鍛え方に関しては「腹横筋をドローインで鍛える!腹筋のトレーニングを安定させ効率的に割る!」を参考にしてみてください。
負荷と頻度を適正化する
腹筋はトレーニングによって、大きく厚くする(筋肥大という)ことで割れ目をハッキリさせることができます。
筋肥大には、負荷の高いトレーニングと回復の繰り返しが必要で、特に負荷を高くすることに苦労する人が多いようです。
確かに、「負荷を高くするって言われてもどうやるの?」てなりますものね。
考え方としてはシンプルで、ウェイトやマシンを使ったり動作を適正化したり、腹筋ローラーを取り入れてみること。
そして、高負荷でトレーニングをやったら、栄養を十分に摂り翌日は回復に当てる(または違う筋肉を鍛える)ことで、腹筋を成長させます。
具体的な負荷の高め方については、「腹筋は「高負荷×低回数」で大きく!低負荷の自重トレで追い込む!」を参考にしてみてください。
まとめ

普通の腹筋運動は意味あるのか? と言えば、得られる効果はたくさんあるが、それだけで腹筋は割れないと断言できます。
それは負荷が低いからで、割るためには腹筋割れ大きくし腹筋の上の脂肪を落とすトレーニングが必要となってくるのです。
そこでより効果的なやり方として、「フォームの重要性・腹横筋を鍛える・負荷と頻度の適正化」についてお伝えしました。
この3点を踏まえてトレーニングを行えば、間違いなくあなたの腹筋は割れますよ!