腹筋を割ることを志す人ならば、「腹筋ベルト」というものに興味がある人も多いのではないでしょうか?
腹筋ベルトとは、腹筋に電気的なもの刺激を与えることができるベルトのことで、その名の通りお腹に巻いて(または貼り付けて)使います。
腹筋を割ろうと思ったら、ガシガシと腹筋運動をするのが普通ですが、腹筋ベルトはお腹に巻いてスイッチを押すだけで、腹筋を強制的に動かしてくれるのです。
そんな“便利”な腹筋ベルトですが、効果はあるのでしょうか?
確実なのは、「効果はあるけれど、それだけで腹筋を割ることは不可能」だということ。
なぜそう断言できるのかも含めて、今回はその具体的な効果と使われている仕組みであるEMSについて解説します。
決して意味がないものではなく、有効な使い方もありますから、その辺りも説明しますね。

この記事の目次
腹筋ベルトに用いられる仕組み「EMS」

腹筋ベルトは、EMS腹筋ベルトと呼ばれることもあり、EMSという仕組みが用いられています。
EMSとは?
通常、トレーニングなどで筋肉を動かすのは脳からの指令です。では腹筋ベルトに用いられているEMSとはどんな仕組みでしょうか。
EMSとは「Electrical Muscle Stimulation」の略で、電気によって筋肉に直接刺激を与えることで筋肉を動かし、トレーニングを行うシステムのこと。
もともとは医療用として使用され、リハビリや、痛みを取る効果があることで知られています。
このEMSの効果を応用し、筋肉を刺激して鍛えることを目的とした機械が次々に登場し、プロスポーツ選手にも採用されています。
そして、機械がどんどんコンパクトでスタイリッシュになり、高周波や干渉波などの効果的な周波数を搭載することで、ダイエットや筋力トレーニングを目的とした、様々な製品が販売されるまでに。
最近では、サッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手のCMでおなじみ「シックスパッド 」はあまりに有名ですね。
腹筋ベルトの使い方
腹筋ベルトは、EMSによって自動的に腹筋を動かしますから、お腹に巻いてスイッチを押せばすぐに腹筋への刺激が始まります。
最初は慣れない刺激にびっくりするかもしれませんが、使い続けるうちに少しずつ効果を実感できるでしょう。
注意したいのは、いきなり強い刺激を加えると、電気的な刺激とは言え怪我につながることもあるということ。
また、その手軽さから、長時間連続して使い続けようとしてしまいがちですが、自分でトレーニングする時と同様に適度な休息は必要です。
まずは各製品の取扱説明書をしっかりと読んで、弱い刺激から試してみるようにしましょう。
具体的にどれを選ぶべきか
今や多くの商品が販売されていますが、その中でもオススメなのはタレントのヒロミさん(自身もジムを経営)がプロデュースした『VアップシェイパーEMS』。

発売初月で1万枚以上売上げた人気商品で、そこら辺の安モノとは比べ物にならないほど考え抜かれた商品です。
気になった人はぜひ詳細を確認してみてください。
効果についてや、これだけで腹筋が割れるのかは次章でお伝えしていきますね。
腹筋ベルトの効果は?腹筋は割れるのか?

腹筋ベルトは、電気的なものとは言え腹筋を動かしますから、効果はあります。
そりゃ全く効果がなければ、何十年もの間次から次へと新たな商品が出てきたりするはずないですし、とっくに消えているでしょうから。
腹筋ベルトに期待できる効果
腹筋ベルトの使用による効果は、当たり前のことではありますが「腹筋を鍛えられること」です。
つまり、腹筋を鍛えることで得られる効果は大概得られるでしょう。それは例えば以下のようなこと。
- 体幹が鍛えられる
- お腹が引き締まる
- ぽっこりお腹の解消
- 内臓が適切な位置にもどる
- 便通の改善
腹筋のトレーンングをしているのと同等なので、程度の差こそあれ、効果は大いに期待できるのです。
何よりも、使っている最中にじっとしている必要はなく、テレビを観たり家事をしていても問題ないので、“ながら腹筋”ができるという点は、大きなメリットとなりますね。
これは実は革命的なことで、例えば腹筋ベルトを巻いてスクワットをしたりランニングもできますから、同時に2つのトレーニングが可能となるのです。
もちろん、フォームに影響が出るような強さの設定ではダメですが。
果たして腹筋は割れるのか
様々な効果を得られることは分かりましたが、肝心の腹筋が割れるのかについてはどうでしょか。
残念ながら、こればかりは絶対に無理です。少なくともCMで腹筋ベルトをつけている人のようには絶対になりません。
理由としては、腹筋ベルトによる刺激が腹筋を筋肥大させるようなものではないことと、腹筋ベルトだけでは脂肪燃焼効果がないということ。
なので、腹筋を割るためのツールとしては、補助的なものとしての利用をおすすめします。

まとめ

腹筋ベルトは、EMSという仕組みを利用して、腹筋に電気的な刺激を与えて運動させるものです。
腹筋ベルトを使い続けることで、自分で腹筋運動をした時と同等の効果を得ることができ、何よりも巻いて腹筋を刺激しながら他のことをできる点は魅力的。
ただ、その刺激や運動範囲は限定的であり、それだけで腹筋を割ることは不可能。
腹筋を割るには、トレーニングによって腹筋を大きくすることと、腹筋の上の脂肪を落とすことが不可欠であり、その効果が腹筋ベルトには無いからです。
ですから、もしトレーニングに取り入れるのであれば、あくまでも腹筋を割るための補助的なツールとしての活用をおすすめします。