あなたは「腹筋を片方だけ鍛えられればいいのに・・・」と思ったことがありますか?
もしあるなら、あなたの腹筋は左右非対称だったりアンバランスだったりしませんか?
そんな腹筋をきれいに治す方法があったら知りたいですよね。でも残念ながら、ほとんどの場合この左右非対称やアンバランスを治すことはできません。
なぜなら、腹筋の形(割れている数や左右の位置)は生まれながらに決まっているから。
しかし中には治せる人もいます! ということで今回は、腹筋を片方だけ鍛えることで左右非対称やアンバランスを治す方法をご紹介します。

この記事の目次
腹筋を片方だけ鍛えることは可能?

結論から言えば、腹筋を片方だけ鍛えることはできます。
中央部に位置する腹直筋という筋肉を、完全に左側だけ(右側だけ)というわけにはいきませんが、脇腹の筋肉である腹斜筋(外腹斜筋・内腹斜筋)は左右に分けて鍛えることも可能。

これは腹斜筋が左右で完全に分かれているからですね。ただ、左右に偏りがあるからと言って、トレーニングに慣れていない人が、闇雲に片方だけ鍛えるのは絶対にやめるべき。
なぜなら、良かれと思ってやったトレーニングが逆に腹筋の偏りを大きくしてしまたったり、思わぬ体の歪みを招いたりしてしまうからです。
そこで、まず最初にやるべきことがあります。
まず最初にやるべきこと
片方だけを鍛えることができると言いましたが、まずやるべきことは今やっているトレーニングの「フォームの確認」です。
なぜなら、フォームが正確でなく体が曲がったり傾いたりしている状態で動作をやっていては、腹筋が偏った成長をしてしまうから。
もし腹筋のアンバランスの原因がフォームにあるなら、それを正しくすれば良いですからね。
左右非対称やアンバランスを治すトレーニング

腹筋の左右非対称やアンバランスが治せるかどうかは、そうなってしまった原因によります。それは大きく以下の3つ。
- フォームが正確でない偏ったトレーニング
- 日常生活の癖
- スポーツでの偏った使い方
遺伝的に決まっている形以外に、この3点が理由であるなら治せる可能性が高いということ。
私も学生の頃に結構本気でボクシングをやっていたことがあり、ストレートを“腰を入れて打つ”練習ばかりしていたため、左側の外腹斜筋(サウスポーだったので)の方が発達してしまった経験があります。
それを踏まえてどのようにトレーニングするべきかを見ていきましょう。
フォームを正確にすることが1番
前章にて、まず最初にやるべきことはフォームの確認だと言いました。
これは、筋肉の偏りがよほどでない限りは、正確なフォームでレーニングを続けていくだけで、バランスは最大限良くなるということ。
それならば片方だけ鍛える必要はありませんね。
左右それぞれ鍛える種目
もし左右で偏りが大きく、その原因が遺伝によるものではないと確信できるなら、左右それぞれ鍛える種目を片側だけ鍛えることで左右非対称やアンバランスを治せます。
ただし、この方法はかなり難易度が高く、思うような結果が得られないケースもあることを分かっておいてください。
これは、偏りが治ったかどうかの判断が感覚的にしかできないことや、遺伝による偏りが合わさってくると結局何が正解かよく分からないため。
最終的には自分で「お、なんか治ってきた気がする」「こんなもんかなぁ」というような感じで判断することになります。
では実際にどんな種目をやれば良いのかというと、以下のように腹斜筋がターゲットになっているトレーニング。
- ダンベルサイドベント
- サイドクランチ
- ツイストクランチ
- サイドプランク
これらの種目を、弱いと感じている方だけ1セット増やしたり、1種目だけ各セットの回数を2回多くしたりするのです。
そりゃもう、弱い方ですからめちゃくちゃキツいですが、慣れる頃には違いが実感できるはず。各種目のやり方の詳細については、参考記事のトレーニング内容を確認してみてください。
参考:【男性が腹筋を縦に割る方法】真ん中の縦線をつけるトレーニングを解説!
参考:腹筋にひねりを加えて脇腹を刺激!効果的なやり方をマスターしよう!
まとめ

腹筋は片方だけ鍛えることができますが、トレーニングに慣れていない人が闇雲にやるのは絶対にダメ。それよりもまずは、今やっているトレーニングのフォームが正確かを確認しましょう。
もしフォームが正確でなかったなら、それを正してトレーニングを続ければ、片側だけ鍛える必要はなし。
逆にフォームの崩れや特定のスポーツが原因なら、ご紹介した腹斜筋がターゲットになっている種目をやることで左右非対称やアンバランスを治せる可能性があります。
ただし、どうしても治ったかどうかの判断は自分の感覚的なものになりますから、それだけは頭に入れておいてください。
どうしても左右のアンバランスを感じたら、試してみる価値はありますよ!