毎日ハードに腹筋を鍛えてきた甲斐があって、ようやく腹筋が割れてきたけど、脇腹の脂肪が落ちない! ということはありませんか?
ようやく割れ目が出てきたのに、鏡の前に立ってみると脇腹がぷっくらしていてなんか締まりが無い、こんな状態は何とか打破したいものです。
実は腹筋というのは体の中でも大きい方ではなく、腹回りの脂肪が落ちるのは最後の方。とりわけ脇腹は刺激もしにくいのでさらに落としにくいのです。
そこで、脇腹の筋肉を鍛えて周囲の脂肪を燃焼しやすくするとともに、見た目にも引き締まった印象にして行くことが必要だということ。
今回は、そんなしつこい脇腹の脂肪を落とす腹筋のトレーニング方法をお伝えします。

この記事の目次
脇腹の脂肪は最後に落ちる

脇腹の脂肪が最後に落ちるというのは、残念ながら事実です。
これは、もともと腹回りの脂肪自体が全体的に落ちにくい上に、日常生活でも脇腹の筋肉がさほど使われないことが理由。
さらに、腹回りの脂肪の中でも内臓脂肪は比較的落としやすいため、腹筋も薄っすら割れてきて内臓脂肪も落ちてくると、余計に脇腹の脂肪が目立ってしまいまうんですね。
とりわけ、腰の少し後ろ辺りの脂肪って落ちにくいと思いません?
この部分に脂肪があると、前だけでなく後ろから見た印象も何となく締まりが無い印象になってしまいます。
ランニングや水泳より腹筋がいい?

体の脂肪を落とそうと思った時に、一部分だけ落とすのは実質的に不可能です。
つまり、脇腹の脂肪だけを意図的に落とすことはできないので、ランニングや水泳などの有酸素運動を行なって、全体的に体脂肪率を下げることが必要になってきます。
ただ、脇腹の脂肪というのは本当に厄介で、冒頭にもお伝えした通り落ちるのが最後。
そこで、まずは脇腹をターゲットにした腹筋のトレーニングを行い、腹斜筋(外腹斜筋・内腹斜筋)を大きくしてあげることで、周囲の脂肪の燃焼を促進すします。
具体的なトレーニング方法を、次章でお伝えしていきますね。
脇腹のトレーニング

脇腹の筋肉である腹斜筋は、ポピュラーな種目であるクランチやシットアップでも鍛えられますが、十分ではありません。
やはり腹斜筋をターゲットにした専用の種目を行なって腹斜筋を大きくし、代謝を上げて行くことが不可欠。
ストレッチを含め、3つの種目をご紹介します。
トレーニング前のストレッチ
腹斜筋はもともとそこまで大きな筋肉ではなく、日常生活でも意図的に使うことは少ないですから、いきなり負荷を加えるのはNG。
私も過去にいきなり腹斜筋の種目からトレーニングに入って痛めてしまい、数日間腹筋が動かせなくなってしまった経験があります。
まずは脇腹を片方ずつ十分に伸ばし、何度かひねってみて違和感がないことを確認しましょう。
ダンベルサイドベント
ダンベルサイドベントは、片手(または両手)でダンベルを持ち、「横に倒す→起こす」を繰り返すことによって、脇腹を直に刺激できる種目です。
※手順は左側を鍛える場合
- 自然な状態で立ちダンベルを右手で持つ
- 左手は腰に当てる
- 息を吸いながら右側に上体を倒していく
- 右側の脇腹が伸びを感じる部分ま倒し、息を吸い切る
- 息を吐きながら2の位置まで上体を起こしていく
この動作を左右10回ずつなどで行う
動画で確認してみましょう。
キックバック(スタンディング)
キックバックは、片方の脚を後ろに蹴り上げることで、脇腹後ろ部分を刺激できる種目。
よくヒップアップを目的に行われる種目ですか、腹斜筋の後ろ側にも効かせることができます。
- 壁やイスなどつかまれるものの前に立つ
- 少し前かがみになり壁やイスでバランスを取る
- 息を吐きながら片方の脚を後ろ側に振り上げる
息は一瞬で吐き切る形になる - そのままの流れで2の状態に戻る
- 足は地面に付けずに2回目の動作を行う
この動作を左右10回ずつなどで行う
動画で確認してみましょう。
サイドプランク
サイドプランクは、代表的な体幹トレーニングの種目であるプランクのサイドバージョンです。
- 真横を向いて横になり右肘を床につく
- 左肘を腰に当てる
- 両脚は揃えて重ねておく
- 腰を真上にあげて脇の下から足までが一直線になる状態でキープする
呼吸を止めないように注意 - 一定秒数キープしたら逆側も行う
この動作を左右30秒ずつなどで行う
慣れてきたら、腰の部分をゆっくりと上下させることで、さらに脇腹への負荷を高めることができます。
動画で確認してみましょう。
まとめ

脇腹の脂肪は最後に落ちるというのは、残念ながら事実。
これは、腹回りの脂肪自体が落としにくい上に、日常生活でも脇腹の筋肉を意識的に使うことが少ないからですね。
脇腹の脂肪を落とすためには、まずは脇腹の筋肉である腹斜筋をターゲットにした専用種目を行なって、腹斜筋を大きくしましょう。
そのために、この記事ではダンベルサイドベント・キックバック・サイドプランクの3つのトレーニングをご紹介しました。
腹斜筋が成長すれば、ランニングや水泳などの有酸素運動の効果を合わせることで、効率良く脇腹の脂肪が落とせますよ!