腹筋を割ろうと日々トレーニングに励んでいるあなたでも、こんなことが気になりませんか?
「この“脇腹”の脂肪はいつになったら落ちるんだろう・・・?」
「筋トレだけで脂肪って落とせるんだっけ?」
「脇のお肉は落としにくいって聞いたことがあります」
結論から言うと、脇腹の脂肪は普通に筋トレをしているだけでは落ちません!
なぜなら、もともと筋トレは無酸素運動という運動に属していて、体内の糖をエネルギーとして消費するから。
そして、ポピュラーなクランチやシットアップなどの種目は、それ自体ではほとんどカロリー消費を期待できないものなのです。
つまり筋トレには脇腹の脂肪を落とす効果は、ほとんど期待できないということ。
「じゃあどうすればこの脇腹の肉は落ちるんだよ!?」
と言うわけで、今回はしつこい脇腹の肉を落とすために、筋トレをさらに高負荷にした場合とランニングをした場合とで、どちらが効果的なのかについてお伝えしていきます。

脇腹の脂肪は筋トレで落ちない!

脇腹の脂肪は「つきやすく落としにくい」ものの代名詞です。太っていても脇腹だけは脂肪が無いような人はいませんし、一度ついてしまうと本当に落としにくいです。
しかも、脇腹の脂肪だけをピンポイントで落とすというのは不可能なので、全体的に体脂肪を落としていく必要があるということ。さらには落ちるのが最後と言われています。
「もう何だか、やる気がなくなってきました・・・」
と言われてしまいそうですが、大丈夫です! 落ちない脂肪はありませんから安心してください。
腹筋運動の効果と消費カロリー
腹筋の筋トレには、直接脂肪を燃焼させることができなくても、様々な効果があります。
それは運動不足解消や体幹の強化、バキバキに割ってカッコいい見た目になるなど様々。
その中でも、筋肉量が増えることによる代謝力のアップが、実は脂肪を落とすことに貢献するのです。これは朗報。
つまり、腹筋の筋トレ自体に脂肪燃焼効果がなくても、間接的に脂肪を落とすことに役立つわけですね。
そして気になる腹筋の筋トレの消費カロリーはどのくらいなのか?
例えば、自重でのクランチを割とゆっくり目で50回やったとすると、その消費カロリーはおよそ「14kcal」です。
そう、少ないんですよ。100回やっても30Kcal弱ですから。
ただ、この数値はトレーニングを高負荷にすることで上がります。そのあたりは次章でお伝えしていきます。
いずれにしても、腹筋の筋トレ自体によるカロリー消費にはあまり期待できないことが分かりますね。
参考:腹筋50回の消費カロリーは?自分のトレーニングでも計算してみよう!
「高負荷でトレーニング VS ランニング」脇腹に効くのは?

腹筋の筋トレに脂肪燃焼効果が低いなら負荷を高くしたらどうなのか? やはり脂肪燃焼にはランニングなどの有酸素運動なのか?
結論としてはど、ちらにも効果はありますが、どちらかと言えばランニングの圧勝。
ただし、もし効果を最大にしたいのなら、腹筋の筋トレを高負荷でやりつつ、ランニングによって脂肪燃焼させるのが最前です。
なぜなら、高負荷な筋トレはそれ自体で消費カロリーが増えるだけでなく、筋肉量の増加によって代謝力をアップできるから。
代謝力が上がれば、ランニングなどのスポーツはもちろん、日常生活のありとあらゆる動作でのカロリー消費が上がり、脂肪が落としすい体質になるわけですね。
よく「腹筋を割りたければスクワットの方が効果がある!」みたいなことを聞くかもしれませんが、これはつまり体の中で最も大きな脚の筋肉を鍛えることで代謝力を上げることを目的としています。
ちなみに、体重70kgの男性が腹筋の筋トレを高負荷で10分程度(実際に動いている時間)行うと、消費カロリーは「85kcal」くらいです。

そしてもう一つ。脇腹の筋肉である腹斜筋を筋トレによって鍛えることで、脇腹周辺の血行が良くなり脇腹部分を“使う”量が増えます。
これが何を意味するかというと、それだけで脇腹部分の脂肪が燃焼しやすくなるということ。
ちょっと自分の体を見てほしいのですが、前腕や上腕二頭筋(力こぶ)、ふくらはぎの部分て脂肪が少なくないですか?
この理由は至極単純で、「良く使うから」です。
つまり、脇腹部分の筋肉が日常生活の動作やスポーツで良く使われるようになれば、それだけ自然と脂肪も落ちていくという効果が得られるわけです。

オススメ!:食事制限も走るのも嫌だ!それでも1ヶ月で腹筋が割れたわけとは?
まとめ

脇腹の脂肪が筋トレで落ちるのかと言えば、答えはNO。筋トレは体内の糖がエネルギー源であり、それ自体の消費カロリーも低いのです。
では、筋トレをさらに高負荷にするのと、ランニングをするのとではどちらが脂肪を落とせるのかと言えば、ランニングの圧勝。
それでも、腹筋を高負荷にして成長させれば代謝力が上がりますから、ランニングと合わせて相乗効果を期待できます。
腹筋を割るためには、腹筋を大きくしさらに脂肪を落とすことが必要ですから、この組み合わせは積極的に取り入れていきたいですね!