腹筋を割るのに、「腹筋のトレーニングのみをしていたのではダメ」という話を聞いたことがありませんか?
これは詳しく言うと、腹筋のトレーニングに加えて、有酸素運動をしたり腹筋以外の筋肉を鍛えたりしないと、思うように成果が現れませんよということ。
確かにそれは事実です。しかしながら、やり方によっては「腹筋だけで割る」ことは不可能ではありません。
むしろ、毎日忙しい中でトレーニング時間を捻出してやるわけですから、腹筋を割ると言う最終目標に向けて、出来る限り無駄を排除し最短距離で到達するためには、そのくらいの気持ちでなければダメ。
というわけで今回は、働き盛りの忙しいサラリーマンでも最大限トレーニングを効率化し、「腹筋だけで割る」方法をお伝えします。

腹筋だけで割るのは無理と言われている?

腹筋だけで割るのがなぜ無理と言われるかといえば、腹筋のトレーニングのみではちょっと解決できなそうな点が出てきてしまうからです。例えば以下のようなこと。
- 腹筋の上の皮下脂肪を落としたい
- 体の代謝力を上げて新たな脂肪をつきにくくしたい
- バランス良く筋肉をつけたい
これらは普通に考えれば、「じゃあ走ればいいじゃん!」とか「他の筋肉も筋トレで鍛えよう」となりますが、それをできるだけ腹筋のトレーニングのみで、しかも効率よく行おうというのが今回のテーマ。
そんなことできるの!? と思うかもしれませんが、可能です。もちろん、かなり“うまくやる”必要はありますよ。
ですので、その具体的な方法を次章でお伝えしていきます。

その場合はやはり脂肪を落とすことが優先になります。
男性が腹筋のトレーニングのみで腹筋を割る方法

腹筋のトレーニングのみで腹筋を割る上でポイントとなるのは、いかにして脂肪を落とすかと、他の筋肉をバランス良く鍛えられるかになります。
これを解決するのが、高強度インターバルトレーニングと腹筋ローラー。
高強度インターバルトレーニングを取り入れる
高強度インターバルトレーニングとは、その名の通り、強度の高いトレーニングを、一定の間隔で繰り返すトレーニングです。
例えば、自重でのスクワットを20秒間できるだけ速く全力で行い10秒休憩、これを8セット繰り返すと言った感じ。
やる内容や秒数に決まりがあるわけではありませんが、とにかく“きつい”動作の方が効果は高いので、全身を動かすようなものにすることが理想。
ということは、ここでやる内容を腹筋を刺激できる動作にすれば、一石二鳥だと思いませんか?
例えば、マウンテンクライマーという、腕立て伏せの姿勢からその場で駆け足をするような動作の運動は、腹筋を刺激できる上に、脚を速く動かすほど強度の高い運動です。
動画で確認してみましょう。
その他にも、様々な腹筋種目だけを行う形式でも、強烈に腹筋を刺激できます。短いスパンで腹筋ばかり追い込むので、かなりきついですよ。
腹筋ローラーを使う
腹筋ローラーは、その独特の動作によって、腹筋以外の筋肉も鍛えられます。その箇所は、腕・胸・背中・肩・脚など様々。
とりわけ背中の筋肉の中で中央に位置する脊柱起立筋は、腹筋と対極の動きをする筋肉(拮抗筋という)なので、腹筋と合わせてバランス良く鍛えることが有効とされています。
むしろ鍛えないと、せっかく頑張って腹筋を鍛えているのに姿勢が悪くなってしまったり、腰痛になってしまったりする可能性もあるのです。
腹筋ローラーはそれ自体で強度が高いトレーニングですから、正確なフォームで行うことが必須ですが、他の筋肉も鍛えられるという点で、非常に強力なツールなのは間違いありません。
ただし、あくまでも補助的に刺激されるだけですから、腹筋以外の筋肉を本格的に腹筋ローラーで鍛えようとするのはやめてくださいね。
参考:腹筋が追い込めない!?それなら腹筋ローラーをメニューに加えてみて!
まとめ

腹筋のトレーニングだけで腹筋を割るのは無理とよく言われますが、それは一般的な腹筋運動では満たさないと考えられることがあるからです。
それが以下の2点。
- 腹筋の上の皮下脂肪を落とすこと
- 腹筋以外の筋肉を鍛えること
確かに、普通にポピュラーな腹筋運動をしているだけでは上記の点にほとんど効果はありませんが、やり方によっては可能です。
それには、高強度インターバルトレーニングで腹筋を刺激できる動作をやること、腹筋ローラーを正確なフォームで行うこと。
この2点を行えば、「腹筋だけで割る」ことは十分に可能です。
忙しくてトレーニング時間の確保もままならない人にとっては、腹筋に集中できるのでぜひ試してみてください!