腹筋を割ろうとトレーニングに励むのは素晴らしいことなのですが、“ずっと同じメニューで毎日”やったりしてませんよね!?
確かに筋肉は正直者なので、トレーニングした分だけ結果が返ってくるのは事実。
しかしだから言って、同じトレーニングを毎日やるのは間違いなくNGです。腹筋を割ることに特化したトレーニングとその「頻度」が重要だということ。
実はこれを間違えると、腹筋の成長速度は著しく低下します。
そこで今回は、腹筋トレーニングのベストな頻度について詳しくお伝えしていきます。

この記事の目次
腹筋は毎日やればそれだけ早く割れる?

腹筋は毎日トレーニングすればそれだけ早く割れるのかと言えば、その答えは「YESでもあるしNOでもある」です。
「なんじゃそりゃ? 」
すみません、確かに分かりにくいですが事実なんです。
詳しく言うと、トレーニングの負荷によって適切な頻度は変わるものであり、慣れるまでは毎日やるのが正解だが“毎日できるトレーニング”を続けても割れるまでは早くならないということ。
毎日できるトレーニングとは、つまり負荷が低いトレーニングのことです。
腹筋トレーニングの負荷とは?
先程から、「負荷」という単語が度々出てきますが、そもそも腹筋トレーニングの負荷とは何なのでしょうか。
それは言わば、「1回の動作のきつさ」です。
筋トレで代表的なウェイトトレーニングでは、バーベルやダンベルなどのウェイトを使った動作を行います。
例えば、胸を鍛えるベンチプレスや、上腕二頭筋(力こぶ)を鍛えるカールなどの種目ですね。
ウェイトトレーニングの場合、「負荷 = ウェイトの重量」となりますが、腹筋トレーニングの場合はウェイトを使わない種目が多いので、「1回の動作がどれだけきついか」が負荷となってくるのです。
腹筋を割るにはこの負荷を成長に従って高くし、それに見合った頻度にしていくことが、早く割るためのカギ。
具体的には次の章でお伝えしていきますね。
参考:毎日腹筋を鍛えた結果どうなるのか?やり方による効果の違いを解説!
腹筋トレーニングの頻度は負荷によって変える

繰り返しになりますが、腹筋トレーニングの頻度は、負荷によって変える必要があります。具体的には以下。
- 負荷の低いトレーニング → 毎日できる
- 負荷の高いトレーニング → 1、2日開ける
まとめるとこれだけなのですが、意外とイメージしにくいかもしれませんので、種目を例に出しながら説明していきますね。
負荷の低いトレーニングの頻度
負荷の低いトレーニングとは、ポピュラーなクランチやシットアップなどの種目を自重でやるものです。
例えば1番最初にトレーニングを始める際には、「とりあえず上体起こし(シットアップ)を10回×3セットからやっておくか」という感じが多いですよね。
この場合、最初の数日こそ筋肉痛になっても負荷が低いのですぐに慣れて、やがて何も感じなくなります。
そこで回数を増やしたりセット数を増やしたりして行くのですが、負荷の低いトレーニングは回復も早いため頻度としては毎日でも大丈夫。
そして腹筋は順調に“持久力”を付けていくことでしょう。
が、負荷の低いトレーニングは、腹筋を大きく厚くすることができないため、割るという目的には適していません。
そこで、次の負荷の高いトレーニングにシフトしていく必要があるのです。
負荷の高いトレーニングの頻度
負荷の高いトレーニングは、腹筋を大きく厚くすることができるため、腹筋を割るという目的に対して最適です。
腹筋が大きく厚くなれば、それだけ凹凸の大きなハッキリとした割れ目になりますから。
ただ、負荷の高いトレーニングの頻度は、1日ないし2日置きにしなければなりません。
なぜなら、トレーニングによってハードに腹筋を痛めつけると、筋肉がミクロレベルで損傷を起こし、その回復にはトレーニング後48〜72時間必要と言われているから。
これは筋肉業界では有名な「超回復」という理論です。
超回復とは、高負荷のトレーニングによってミクロレベルで損傷した筋肉が、その後適切な栄養補給と休息を経てトレーニング前より優位に成長すること。
腹筋は回復の早い筋肉と言われてはいますが、ハードに鍛えた翌日は休息に当てた方がベターということになります。
これが高負荷トレーニングの頻度が1、2日置きとした方が良い理由です。
参考:腹筋とスクワットを交互に続ける効果は?毎日腹筋とどっちが割れる?
まとめ

今回は腹筋トレーニングのベストな頻度についてお伝えしました。
負荷の低いトレーニングの頻度は毎日ですが、それだと腹筋を大きく厚くすることに向いていないため最初の方だけにするべき。
そのまま負荷の低いトレーニングを頑張って毎日続けても、決して早く割れることは無いのです。
そこで、負荷の高いトレーニングにシフトし、頻度としては超回復のために1日ないし2日置きにするのがベスト。
腹筋を大きく厚く成長させることができれば、それだけメリハリのある仕上がった腹筋が手に入りますよ!