腹筋を鍛えていると避けて通れないのが「筋肉痛」ですよね。
トレーニングを始めてから割れるまで、全く筋肉痛にならなかったという人がいるとすれば、それは痛みに超鈍感かあるいは、もともと割れている腹筋をその上の脂肪を落とすことで露出させた人でしょう。
そんなケースはほぼ無いので、大体の人が筋肉痛に悩まされるわけですが、そんな筋肉痛が長いと感じることはありませんか?
「もしかしてオレの腹筋は壊れてしまったんじゃないか・・・?」と思うような痛みがずっと続き、4日〜1週間経っても全く治らないようなケース。
これは冗談ではなく本当に腹筋が壊れている(怪我してしまっている)こともありあり得ますから、自分でしっかりと見極めてその後の行動を決めることが大事です。
そこで今回は、腹筋の筋肉痛が長いと感じた時に、具体的にどのように行動していくべきかをお伝えしていきます。

この記事の目次
腹筋の筋肉痛が長いというのは具体的にどのくらい?

腹筋の筋肉痛が長いというのは、具体的にどのくらいの時間のことを指すかというと、まず目安となるのが3日です。
なぜなら、トレーニング後に筋肉が回復する時間というのが概ね48〜72時間と言われているので、どんなに長くとも3日あれば筋肉痛は治るであろうという考えから。
もし痛くてトレーニングができない状態なら、とりあえず3日間(2日開けるということ)様子を見てみましょう。
そこで痛みが引くようなら、それは単にちょっと激しい筋肉痛だったということなので、その後は頑張って一日おきでトレーニングすれば良いだけ。
逆にそれでも痛みが引かなければ1週間様子をみて、その時点で状況が変わらなければ「3. 筋肉痛が1週間治らなければやるべきこと」へ、痛みが無くなるようであれば、トレーニングの負荷が高すぎるだけかもしれませんから、一旦内容を見直しましょう。
腹筋はもともと回復が早い筋肉と言われていますから、通常はそこまで筋肉痛が長いと感じることはないはずなので、もし自分が少しでも該当するなと感じたら、その時は一旦トレーニングを止めてでも冷静な判断をしましょう。
筋肉痛か肉離れかを判断する

筋肉痛は、通常はトレーニングをした次の日辺りが最も痛みますよね。朝起きてベッドから起き上がるのにも一苦労するあの痛みです。
が、筋肉痛というのは広い意味で「筋肉の痛み」のことであり、その痛みは必ずしもハードなトレーニングによって起こるものではありません。
というのも、そこまで大きな負荷の動作ではなくても、負荷を繰り返しかけることで肉離れになる可能性はありますし、もちろんお腹を何かに打ちつけたりすることでも痛みは発生するということ。
これらを踏まえて、お腹の痛みが単なる筋肉痛なのか肉離れかの判断基準をお伝えします。
痛くなったタイミング
トレーニングによって腹筋に大きな負荷がかかった場合や、そこまで大きくない負荷でも反復してかかることで、腹筋が肉離れを起こすことが分かっています。
通常は肉離れが起こると、その瞬間に激しい痛みがあるので、まずこれに気づかないという人はいないはず。
逆を言えば、ハードにトレーニングをやった次の日に、朝ごはんを食べていたら急に肉離れになるなんてことはあり得ません。
もちろん、Vシットをやりながらご飯を食べていたら別ですが。笑
ただ、厄介なのは「軽度の肉離れ」を起こしている場合には、瞬間的な激しい痛みがなく通常の筋肉痛との違いがハッキリしないため、なかなか判断しづらいという点。
こればかりは、その時々の痛みで判断するしかないですね。
目に見える症状があるか
肉離れの症状が重度になると「筋断裂」という状態になることがあります。
筋断裂となると、その痛みも激しく内出血も見られることから、この時点で分からないというのはあり得ない話。
とは言え、そもそも腹筋に関してそこまでの症状がでることは非常に稀なケースであるため、考慮に含める必要すらないでしょう。
筋肉痛が1週間治らないならやるべきこと

もし筋肉痛が1週間全く治らず、痛みが少しも引かないなら、先ほど説明した肉離れである可能性は高いです。
そうなると、残念ながら完治に2〜6週間を要しますので、その間腹筋のトレーニングができません。
この間にやるべきなのは、適切な栄養補給と十分に腹筋を休めること。中途半端に治った状態でトレーニングすれば、再発することにもなりかねませんから、大人しくしているべきです。
全く痛みがなくなったら、ストレッチや軽い腹筋運動から始めて、徐々に慣らしていきましょう。

まとめ

腹筋の筋肉痛が引かず長いと感じた時には、一旦立ち止まって自分の状態を確認するべきです。
なぜなら、もし長引く筋肉痛の原因が肉離れだった場合には、その状態で無理にトレーニングしてもひどくなるだけですし、悪化すれば筋断裂を起こしたり慢性的な痛みを持つことにもなりかねないから。
そうならないためにも、3日〜1週間様子を見て、頑張ってトレーニングするべきか少し負荷を下げるべきか、少し安静にして腹筋を回復させるべきかを判断しましょう。
少し痛いくらいで頑張ることも必要ですが、怪我をしては逆効果ですから、時には立ち止まって冷静に状況を見極めることも必要ですよ!