毎日のようにハードな腹筋トレーニングに励み、ようやく割れ目が見えてきた(触ると分かる)けれど、「なんかきれいに割れない」と感じていませんか?
もしくは、「なんか割れている数が少ないなぁ」とか、「左右で段違いになっているみたいなんだけど・・・」という人もいるでしょう。
分かります。腹筋を割ることを志した以上、最終的にどのような形に割れるのかはとても気になりますよね。
そこで、もし自分の腹筋がきれいに割れない!? という風に感じている人へ、今回は、鍛え方で4パックや段違いになってしまうことはあるのか? そしてそれを治すことはできるのかを解説していきます。

腹筋がきれいに割れない理由

腹筋がきれいに割れないというのは、具体的に言うと以下のようなこと。
- 割れている数が少ない(4パックや5パック)
よく言う「シックスパック」ではなくそれより少なかったり多かったりする - 左右で段違い
- 各パックの大きさが揃っていない
- 各パックの大きさが違う
- パックの形がいびつ
まずこのようになる理由としては、遺伝か偏った鍛え方をしているかのどちらかです。比率的には遺伝によるものが8割、偏った鍛え方によるものが2割といったところでしょうか。
遺伝というのは、腹筋の中央に位置する「腹直筋」という筋肉が生まれつき割れているものであり、その割れ方が遺伝で決まっているということ。
そして偏った鍛え方とは、間違ったフォームでトレーニングをやり続けてしまったことや、特定のスポーツによるクセなどによるもの。
ということは、薄々お分かりかもしれませんが、8割がた治せないということ。遺伝ですから。
逆にもし偏った鍛え方が原因だと思われる場合には、適切なトレーニング方法によって治すことができますので、その点は詳しく次章でお伝えします。
ちなみにこの状態を“きれいでない”と感じる人もいるとは思いますが、「オレしか持ってない強烈な個性だ!」と思えば愛着が湧くのではないでしょうか。

4パックや段違いを治すことはできるのか

自分の腹筋が4パックや段違いであることに気づいたら、それを治すことはできるのか? ということについては、先ほどもお伝えした通り、それが偏った鍛え方によるものなら治すことができます。
方法は至ってシンプルで、正確なフォームで上下左右均等にトレーニングすること。上下左右とは、偏りが左右だけでなく上下にも現れることがあるため。
まずはトレーニングフォームを確認
トレーニング方法がどうのと言う前に、まず第1に今やっているトレーニングのフォームを確認してみましょう。
おすすめはスマホで動画に撮ってみたり、他の人に見てもらうこと。もしトレーニングフォームが正確にできているなら、それは鍛え方が原因ではなく遺伝だという結論になります。
トレーニングフォームに異常が見られたら、喜ばしいと言えるかは分かりませんが、鍛え方に問題がありそうですから、それを改善して割れ方も治せる可能性があるということになります。
上下は簡単・左右は厳しい?
では具体的にどのようなトレーニングをするかと言えば、基本はシットアップやリバースクランチなどの腹筋全体を刺激できる種目を正確なフォームでやっていくことになります。
そして気をつけておきたいのは、腹筋を上部と下部に分けて鍛えることは比較的簡単でも、左右を分けて鍛えることは非常に難しいということ。
なぜなら、割れている筋肉である腹直筋は、左右には割れていても一つの筋肉だから。
つまり、ひねりを加えるトレーニングを片側だけしかやらないようなことは避けるべきで、全体を均等に大きくして、できるだけ形を整えていくべきなのです。
左右を別々に鍛えられるのは、脇腹部分の腹斜筋(外腹斜筋と内腹斜筋)のように、それぞれが左右に分かれている筋肉。
これは、例えば特定のスポーツの影響で左右に偏りが出てしまう時に、使わない方を同じような動作で鍛えてバランスを取っていくケースです。
いずれにしても、難易度が高く闇雲にやるべきではないことなので、そんなケースもあるんだなぁくらいに思っておきましょう。
大事なのは、全体的に腹筋を鍛えられる種目を正確なフォームでやることです。
オススメ!:食事制限も走るのも嫌だ!それでも1ヶ月で腹筋が割れたわけとは?
まとめ

腹筋がきれいに割れないと感じているなら、まず最初にやることは、「現状のトレーニングフォームの確認」です。
もしトレーニングフォームに異常が見られれば、それを適切なものにしていくことで、できる限り形を揃えることは可能。
逆に、パック数・左右の段違い・各パックの形などの割れ方はそのほとんどが遺伝によるものなので、治すことはできないと思ってください。
ただ、それは世界に一つしかない、あなたの強烈な個性ですし、バキバキに割れていれば絶対にカッコいいですから、ぜひ自信を持ってくださいね!